2016年に独立開業した際、根拠のない自信が大半を占めていましたが、現在は根拠のある、効果が実証されてる改善例がほとんどで、感覚がより研ぎ澄まされ改善スピードが開業当初よりも倍近くまで上げることができました。

その原動力は何よりもお客様の期待以上の改善が見られた時に感動してもらえる事で、とてもやりがいを感じています。何より人の役に立っているという仕事であることをすごく実感しているので、治療そのものが大好きですし技術研鑽が嫌だと思ったことは一度もありません。

ただ、まだまだ自分の理想とする施術効果にはたどり着いていないですし、改善出来ないことだってあります。来て下さったお客様は生涯に渡ってケアさせて頂きたいので、師事している先生や同業の先生、ドクター・他の分野の医療に関わる方々と関わり、日々研鑽しています。

毎日掃除を欠かさず行っており、アルコール消毒も欠かしません。生涯に渡ってケアさせて頂きたいと思っていても、院内が汚ければ来たくないですよね。ちょっとでも来たら身体が軽くなってほしいなという思いから、呼吸をする壁で空気を常にクリアに、電磁波を除去する床を敷いたり、見えない部分にも全力投球しています。

ごく当たり前のことではありますが、身体に良くないものは良くないと正直にお伝えします。それが耳が痛くなるような話であっても、本気で改善してもらいたいからです。でも、一方的にそれはダメだとは言いません。受け入れて頂いてこそのアドバイスですので、代替案や受け入れて頂けやすいようにするべきだと思っています。

また施術を行う私自身の健康を保つようにしています。時々、治療家の先生なのに腰が悪いとか暴飲暴食ばかりしてるとか不摂生で身体を悪くしてる方がおられます。お客様を改善さえすれば良いという意見もあると思いますし、それ自体悪いとは思っていませんが、それだとお客様の見本になれないですよね。治療のパフォーマンスにも影響してきますし。それを徹底してると自他ともに認める健康マニアになりました。

幼稚園から本気でサッカーを続けていて、中学生の時に「これはプロになれる」と思っていたですが、高校生になると段違いにレベルの高い人を目の当たりにしました。ポジションはキーパーで体力つけても意味ないだろうと勝手に思って、長距離の練習に真剣に取り組まず、結果的に妥協グセが付いてしまって、サッカーでも思うような結果が出なくなったんです。

実は長距離練習をサボっていたことで、他の面にも悪影響が出ることが後でわかり、他の選手とのレベルがどんどん離れ、目指していたプロ選手も諦める事になりました。一つ怠ると全てにつながる、これが痛いほど分かったので、今の仕事にもとても活きています。

仕事を始めて３年目くらいの時に上達している実感がなくなり、このまま仕事をしていても将来食べていけるか心配になり、看護師になろうか迷っていた時期がありました。決して何かに妥協してるわけではなかったのですが、どこかでブレーキをかけていたのかもしれません。

尊敬する師匠にその事を話した所、「ドクターに刃向かっている仕事をしていて、看護師になったらいいなりにしか動かなくなるような事なんてつまらないだろ」と言われ、それで気持ちが吹っ切れたのか、その後鍛錬を続けて上達する実感を得られる事ができました。

技術が上達してから、開業してから、有り難いことにこんな嬉しいお声まで頂くようになりました。

ですが、良いことばかりではなく、自分の力不足を実感するこんな事もありました。

当時の自分にもっと技術があれば、手術をさせることもなかったですし、改善に時間がかかることもなければ、遠方から来て改善効果を十分実感できずにお客様の時間を無駄にすることもなかったのではと今でも思っています。

嬉しいお声も原動力ですが、こういった申し訳ないなという気持ちも原動力となり、
「何をやってもどこに行っても良くならない症状」を改善させられるようになりました。

今だったら、上記のお客様も改善出来る自信がありますが、一度ダメだと思われたら、二度と行く気になれないですよね。きっとこれを読んでくださってるあなたにも同じ経験があるはず。だから初めて来てくださる方には、効果を実感して頂けるように、来てよかったと心から感じて頂けるように、常に全力で向き合い施術にあたっています。